「色」と「音」の話

色彩学の授業では始めに、色の正体を知るところから始めます。

色の正体とはズバリ、


太陽や電球の光が物にぶつかり、その表面で跳ね返った光を見て、人間はそれを色だと感じます。

たとえば赤い花は、赤の光を跳ね返し、
緑の草は、緑の光を跳ね返します。

色を見ているのは
光を見ているということ


⁡光は、空間を波のようにゆらゆらと揺れながら進みます。
その波の形によって、赤・青・緑のように色の違いがあります。



この授業が終わった時、生徒さんの1人が眼を輝かせながら話しかけてくれました。

「僕は趣味が音楽ですが、
 音と光は似ているなぁ

 と思いました!」


そう!!
音と光の性質は違いますが、どちらも波のように空間を進みます。

音の場合は、「高音」と「低音」で波の形が違います。



そしてその翌週、その生徒さんがおもしろいものを持ってきて見せてくれました。


これは「イコライザー」といって、音の調整に使われる装置だそうです。
音楽に疎い私にとって、初めて見る珍しいものでした。

イコライザーの上部にある50、120、400…という数字は音の単位(ヘルツ)です。

この装置を使うと、その範囲ごとに、音を大きくしたり小さくできるとのこと。面白いですね😍

このように、自分の興味があることに結びつけると勉強は分かりやすいですが、色彩に関しては音楽以外にも幅広い分野との相性が良いです。
例えば、

ファッション、アパレル
ヘアメイク、ネイル
インテリア、エクステリア
メディア、デザイン
照明、景観、プロダクト
フード、テーブルコーディネート

どんな趣味や仕事でも、色が何かしらで使われていることが多いので、色彩知識が必ず役に立ちます。

色の勉強をすると世界が広がり、人生までカラフルになります😊

今週末は色彩検定の夏期試験本番。
受験する皆さんの合格を心から願っています✨

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