アパレル業界とイメコン業界の関係
ファッションデザインやビジネス、美容と幅広く学べる専門学校「モード学園」。
東京だけでなく、大阪・名古屋・パリにも校舎があり、学生の総数が1万5000人の大手スクールです。
「好き」を仕事に。
その道のプロフェッショナルを育て、卒業生は世界各地で活躍されています✨
半年ほど前に、東京校・ファッションビジネス学科ご担当者が私のウェブサイトを見つけてくださり、イメージコンサルティング講師の依頼がありました。
そして、打ち合わせを重ねること数ヶ月。
今月から講義が始まりました。
新宿に荘厳な佇まいでそびえ立つ、東京モード学園の校舎。
50階建の高層ビルから見下ろす新宿の景色は絶景です。
ファッションの最先端を学ぶ学生の皆さんは、第一回目の講義をとても熱心に受けてくださいました。(そして皆、さすがのお洒落さん揃い!)
「ファッションの仕事」と一口に言っても、その職種は実に様々です。
アパレル業界とイメージコンサルティング業界にはもちろん「ファッション」という共通点があります。
しかし実はこの二つの業界は、それほど密接には繋がっていません。
- アパレル業界
=商品を販売する。(主に企業) - イメージコンサルティング
=個人に似合うものを見つける。
※イメージコンサルティングとは、パーソナルカラー・顔タイプ・骨格診断を含むトータルプロデュース。
企業が売りたい流行の商品が、必ずしも個人の「似合う」に一致しているとは限りません。
イメージコンサルティングの診断結果だけを考えた場合に「流行っている服の色やシルエットがあまり似合わない」ということも、往々にして起こり得ます。
イメージコンサルティングには、似合いにくいアイテムでも上手に取り入れて、お洒落に見せるテクニックが勿論あります😉
しかし、お客様が実際の買い物で活用できるかどうかは個人差が大きく、
「これは私のパーソナルカラーではありません」
「骨格タイプは△△、顔タイプは□□に合うアイテムをください」
と言われて、お店の販売員さんが対応に困ってしまうことも、よくあるようです。
診断結果に合うファッションを身につければ、素敵に見えるのは紛れの無い事実。
しかし、ファッションは診断結果だけが全てでは決してありません。
流行を取り入れたり、他の人とは被らないセンスが溢れる個性的なスタイリングができるのであれば、それは素晴らしい才能です。
この辺りのギャップが埋まれば、
アパレル業界も
イメージコンサルティング業界も
そして、お客様も。
全員がハッピーなのでは?と私は長年感じていました。
現時点でも、アパレル企業や化粧品会社とコラボしているイメージコンサルタントもいますが、それほど多くはありません。
これからのファッション業界を担う、センス抜群の学生の皆さんがイメージコンサルティングの知識を身につけると、鬼に金棒です。
微力ながら、その一端に私が貢献できるのであれば、光栄の至り✨
個人のコンサルティングだけでなく、ファッション業界に視野を広げて良い効果が出せるように、力を尽くしていこうと感じた一日でした☺️
講義が終わって外は真っ暗。
夜景も最高に素晴らしいです。