好きな色を言えますか?
「何色が好き?」
と聞かれたら、皆さんは直ぐ答えられますか?
「緑が好き!」
というようにパッと出てくる人もいれば、
「好きなのは赤だけど、服ではあまり着ない」
「その時の気分によって違うかな…」
と悩む人もいます。
カラー診断や色彩講座では、参加者に好きな色を訊ねることが多いです。
先日、ロレアル株式会社様の社内研修で色彩セミナーを担当させていただきました。
一般社団法人 日本色彩研究所の監修で行われ、私は講師として参加しました。
セミナーでは、基本的な色彩知識に加えて色彩心理の話や、色の違いを見極めるカラーカードを使ったトレーニングも行いました。
セミナーに参加したのは、シュウ・ウエムラのコスメティックチームの皆さま。
普段から沢山の色を仕事で使っている、色彩センスが抜群の方々です✨
多国籍で才能溢れるメンバーに全編英語でのセミナーを行うのは大変でしたが、参加者皆さまの暖かい人柄とチームワークのお陰で成功裏に終えることができました。
特にトレーニングの時間は盛り上がり、セミナールームに笑顔が溢れて楽しそうな声が響いていました。喜んでいただけて、嬉しい😭
このセミナーでも、「好きな色」を全員に答えてもらいました。
「気持ちが明るくなる黄色が好き!だから、私の髪もブロンド✨」
「会社のコーポレートカラーで、仕事で毎日着ている黒が自分には似合うから好き」
というように、具体的な理由を挙げてくださる方が多かったです。
セミナーのコンテンツを制作された日本色彩研究所の名取和幸先生は
「好きな色を聞かれても答えられない🤔」
とおっしゃっていました。
なぜなら、
色が好き過ぎるから!
どの色にも良さがあり、甲乙つけ難し。
嫌いな色はない
とのこと🤭
色彩への愛情が深い♡
色彩心理が専門の名取先生の著書が面白いので、おすすめです。
好きな色については、昔から様々な方法で調査されており、世界中で最も好まれる色は
青
という結果が出ています。
性別や年齢、国によっても好きな色の順位は様々ですが、青の人気は不動です。
一方、「嫌いな色」に選ばれやすいのは、暗くて濁った暖色系、オリーブやダークブラウンなど。
ただし、あくまでも「色のイメージだけ」で聞いた場合です。
具体的な物、例えばそれが服の色なのか、家電製品の色なのか、カーペットの色なのか。
それによって、好まれる色は全く異なります。
ブラウンは一般的にイメージとしては嫌われやすい色ですが、メイクやファッションではベーシックカラーとしてよく使われる色でもあります。
ちなみに、私は
「イメージとして好きな色」と
「自分が服で着る好きな色」
が全く別の色です。
自分では思ってもみなかった色が好きだということを、数年前に自覚して驚きました。
嫌いだ!と思い込んでいただけでした。
以前に書いたブログ↓↓↓
好きな色。
心に浮かんだ色について、その理由や使う状況について考えてみると楽しいです🌈