じいちゃんのプランター

皆さんは観葉植物を育てたことがありますか?

私はすぐに枯らしてしまうので、自宅に観葉植物は置いていません。
植物をインテリアとして上手に取り入れているお洒落なお宅にお邪魔すると、良いなぁ💕と憧れます。

植物を育てるには、それを植える容器のプランターが欠かせません。
木製、陶器、素焼きなど色んな素材がありますが、軽くて扱いやすいのはプラスチック。


私の亡くなった祖父は大阪でプラスチック園芸用品のメーカーを営んでいたので、子供の頃は工場によく遊びに行きました。

⁡プラスチックを成型する大きな機械の音、段ボールの積み上がった迷路のような倉庫、動き回るフォークリフト…
思い出がたくさん詰まった場所でした。

大学時代を関東や海外で過ごしていた私は、アルバイトとして会社の手伝いをしながら、大阪で長期休暇を過ごしたこともありました。


会社は廃業しましたが、取引先の企業に事業譲渡をしたので、祖父の開発した商品は今も巷で販売されています。


⁡プランターにも様々な色があり、他のインテリアや周囲の雰囲気に合わせて選ぶことができますが、一番売れるのはブラウンらしいです。

土の色、木の色。

無難なようにも思えますが、自然と同じ色の組み合わせなので、植物の緑が映えます🪴

素焼きの赤茶(テラコッタ)と新緑の青緑(ターコイズグリーン)は、色相環で向かい合う「補色」と言って、お互いを際立たせる効果をもつ組み合わせ☝️

最もコントラストがつく配色です



祖父のプランターはホームセンターで販売されているので、大阪以外の街中でも時々見かけることがありましたが、先日驚く出会いがありました。
(プランターを見るとついついチェックする癖😆)

なんと、自分の子供が通う都内の保育園が飾り始めた観葉植物に使われていたのです。

これ!

商品に貼っているシールは、昔と同じ祖父の会社のロゴです。


これも!


これも!!!

じいちゃん!!!!

懐かし過ぎて胸が熱くなった私。
⁡偶然とは言え、ひ孫にあたる息子を見守られているような温かな気持ちになりました。

息子は今春に卒園するので、もうこのプランター達には会えなくなりますが、お世話になった園にこの先も長く置いてもらえたら嬉しいなぁと思いました☺️

→どんな時も仕事を続ける支えになってくれている、祖父の話(私のプロフィール)

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