実は大好きだった色
私のパーソナルカラーは、ウインター。
特に暗い色が得意で、黒やグレーのモノトーンを着ることが多いです。カラフルな色を着る場合も、暗めのトーンを選びます。

そんな私に一番似合わない色。
それは、明るく温かみのあるビタミンカラー。
特に、オレンジ!!

鮮やかなオレンジ色を着こなせるウインターさんも一部いらっしゃいますが、私の場合は顔周りに持ってくると、顔色までオレンジ色に染まってしまいます。
特にメイクでは、絶対NG。

似合わない色をファッションに取り入れる方法も、ちゃんとあります。
顔周りから離してボトムスで着たり、靴やバッグなどの小物で取り入れるのは、OK!!
しかし、私はそもそもオレンジ色に興味が無く、
私、オレンジ色とは縁遠い女だわ。
と思い、長年過ごしていたのですが…。
それが自分の思い込みだった!と思い知る出来事が、つい最近ありました。
新しい自転車を買う為に、サイクルショップに行った時のことです。
店頭に並んでいた在庫で、私の欲しい自転車は、グレーかオレンジ色の二択のみ。

出勤前でとても急いでいた私は、あまり考えず、反射的に「グレーにします」と答えました。
そして、仕事帰りに引き取る予定で早足でお店を後にしたのですが…
突然迷いが生じて、道の真ん中でピタリと立ち止まってしまいました。
(心の声)
違う… 私、オレンジ色が欲しい!!
苦手な色のはず。
たとえ服じゃなくても、普段から選ばない色なのに、なぜこんなにも惹かれるのっっ⁉︎⁈
時間が無いのにお店に引き返し、店員さんに
「すみません、やっぱりオレンジ色にします!」
と伝えると、駅までダッシュしました。
その日の夕方、引き取った新しい自転車に乗り、
「あーーなんか元気でる オレンジ色は、色彩心理的にエネルギーを与える効果があるからね。
自分的には珍しい色だけど、選んで良かった」
と、楽しい気分で子供のお迎えに向かいました。
すると、保育園に到着後、気付いた事がひとつ。

オレンジ色やん。
帰宅後、クローゼットを開けて、またひとつ。

しっかり、オレンジ色。
こうなると、家の中にあるオレンジ色の物全てが目につき始めます。

ここにもあった。

これも私の物。

お気に入りで、長年愛用しています。
これだけ自分で選んでおきながら
「オレンジ色には興味がない」とは、
一体どの口が言っていたのでしょうか?!
訂正します。
オレンジ色大好き
そして実は、ご来店されるお客様にもよく見られる、あるあるなのです
事前のカウンセリングで「苦手で避けてる色です」と仰っていた色が、診断が進むにつれて
「あれ…? やっぱり、この色の服持ってました」
と突然思い出される事や、
ペア診断でご来店され、鏡の前に座ってドレープをあてられてる本人の
「うーん。この色はほとんど着ないなぁ」
というコメントに、後ろで見ているお連れ様から
「え、よく着てるのを見るけど?」
と、突っ込みが入るバージョンも。
これらの原因は、
自分には似合わないと思い込んでいたり、あまり好きではない色がパーソナルカラーで、実はすごく似合う色だった。
という事が多いです。
何となく似合う事を感じて着ていたけど、自分の好きな色ではなかったから、記憶に残っていなかった。
なのです!
似合わない色だけども実は好きで、小物で無意識に選んでいた私の場合とは少し異なりますが、どちらにも共通するのは、
この色の物は持っていない、という勘違い!

嗜好が記憶に及ぼす力は、すごいですね
金額が大きくて慎重になる、電動自転車の購入がなければ、私はこの先も自分の好みに気付かなかった可能性すらあります。
パーソナルカラー診断を受けると、似合う色が分かるだけでなく、意外な自分を発見するかもしれません