紅葉が赤い理由
以前にお出掛けした井の頭公園の、大迫力の紅葉です。
なんで葉っぱは
秋に紅くなるの?
その理由は、こうです。
まず、春から秋にかけて、たっぷり日差しを浴びる葉っぱ達。
光合成により糖やデンプンを作り出し、栄養分を枝や幹、根っこに送ります。
せっせせっせと働きます。夏の間に、木は栄養分をたっぷり蓄えます。
季節は移り変わり、日光も水分も不足する冬の訪れ。 日差しの欠乏を感じた木は、苦渋の決断を下します。
「葉っぱにまで、水や栄養を使えない」と!
その結果、葉っぱの茎の付け根部分に「離層」というコルクのような層を作り出します。
水分と栄養の通路を塞いで、木から孤立させるのです。
冬を越す為に…。
生き残る為に…。
一方、そんな事は知らない葉っぱ達。
健気に光合成を続けます。
離層により通路が遮断されている為、行き場のない製造された糖は葉っぱの中に溢れます。
すると、化学反応が起きて「アントシアニン」という物質が大量に発生します。
これは、薔薇やブドウ・リンゴの皮にも含まれる赤い色素で、これが紅葉の原因です。
その後、木から水分の供給もストップしたために、やがて葉っぱは枯れて散っていくのでした…。
以上、美しく儚い、紅葉と落葉のお話でした🍁
こちらは、下から上に向かって、緑→黄→オレンジ→赤→茶、の見事なグラデーションに変化した木!
子供にとっては枯れた落ち葉も魅力満載。
急に寒くなり、先週末に近所の公園は落ち葉が溢れていました。
という秋らしい遊びを、飽きずに何度も何度も繰り返していました😂